菅野美穂(39)が主演のTBS系主演ドラマ「砂の塔 知りすぎた隣人」(金曜午後10時)の21日平均視聴率が9・6%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べでわかった。前回14日は9・8%だった。

 菅野はフジテレビ系「結婚しない」以来、4年ぶりのドラマ主演。夫と2人の子供と引っ越したタワーマンションの住民間の階級社会に悩む妻を演じる。現代の社会問題にもつながる話だ。

 21日は、亜紀(菅野)は、憧れのタワーマンションでの生活をスタートさせたものの、タワマン主婦独特の奇妙な「ルール」や、高層階と下層階などでの格差意識になじめず、ストレスを抱え悩んでいた。

 唯一心を許せるのは、1つ上の階でフラワーアレンジメント教室を開く優しい隣人・佐々木弓子(松嶋菜々子)だけ。だが、弓子はマンション中の監視カメラをハッキングし、大量のモニターを置いた自宅の一室で監視を繰り返している、謎の女だった。

 幼児が誘拐される事件は続いていた。亜紀は狙われるのは子育てをおそろかにする母親だという報道を聞くという回だった。

 菅野は松嶋とはTBS系ドラマ「百年の物語」以来16年ぶりの共演となっている。