松本人志(53)が歴史に残る逆転優勝を果たした新横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)を祝福しつつ、あらためて「今回の優勝で昇進となってほしかった」と語った。

 2日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で大相撲春場所での稀勢の里の逆転優勝の話題を取り上げた。相撲ファンとして知られる「高須クリニック」の高須克弥院長(72)は稀勢の里優勝に感動したと語り、さらに「大関照ノ富士は稀勢の里が傷めている左肩を攻めてこなかった」と相手である照ノ富士も賞賛。同じく負傷した箇所を攻めなかったとされるロス五輪の柔道無差別級決勝の山下泰裕対モハメド・ラシュワン戦を思い出したとコメントした。

 松本は稀勢の里が初場所で初優勝を飾り横綱に昇進した際、同番組で「1回の優勝で横綱昇進は正直早いと思う」と発言している。MCの東野幸治(49)にそれを指摘されると、「そうでしょ。今回の優勝を見て、あらためて僕は前回の昇進は相撲協会の勇み足だったんじゃないかな」と持論を展開する。「今回これで横綱となったら、誰も文句言わないし一番気持ち良かった。だから前回ではなかったと逆に思ってしまいますね」とあらためて苦言を呈したが、最後は「でも素晴らしい、これは」と優勝を祝福した。