作詞家の秋元康氏が、副学長を務める京都造形芸術大(京都市左京区)の校歌を作り、秋元氏がプロデュースするAKB48が19日、同大学園祭で学生に初披露した。

 キャンパス入り口の階段をモチーフにした「59段の架け橋」というタイトル。作詞した秋元氏はこの日の会見で「この階段を上るところから夢の先が始まる。歩き続けることが大事だという思いで作った」と話した。

 秋元氏のゼミでは、学生がAKB48の衣装や小道具のデザインなどを手掛けている。AKB48の大島優子は「衣装は愛着があるものばかり。着ることで(学生と)一緒に夢に向かっているという気持ちになる」と笑顔を見せた。

 これまで校歌がなかった大学が来年の開学20周年を機に依頼した。AKB48によるお披露目では配布された歌詞を見ながら一緒に口ずさむ学生の姿もあり、終了後は約800人から大きな拍手がわき起こった。

 [2010年9月19日21時18分]ソーシャルブックマーク