<連載「気になリスト」(21)>

 「ミスセブンティーン2013」に選ばれ、日本テレビ系ドラマ「悪夢ちゃん」にも出演した。TBS系新ドラマ「夫のカノジョ」(24日スタート、木曜午後9時)にも登場する女優大友花恋(14)。いろんな意味でビッグになる予感がする。「幼稚園の時からモデルになりたいと思っていました。当時テレビに出ていたモデルさんが楽しそうだったので、テレビに出てみたいと。脚が長くて驚いたのを覚えています。モデルになったら脚が長く背が高くなると思ったんです」。

 その思いは14歳の今も変わらない。身長は157センチだが物足りないという。「毎晩10時に寝ることを目標にしています。小さいので」。効果に疑問を持ちながらも背が高くなるように睡眠時間を多くしたいのだ。「他にも脚をマッサージしたり『伸びろ』と言って脚を引っぱったりしています。鉄棒にぶら下がったり、朝、夕食時に牛乳を飲んでいます。いつか効果が出ると信じています」。

 しっかり者で頑張り屋でもある。群馬県の実家から週に3、4日、仕事のために上京する。往復4時間の通勤。仕事もこなしながら学校の成績は抜群という。「テストは学年で最高4番です。電車の中で台本を読んだり宿題をやって充実しています。家で勉強していたら、だらだらすると思うので、逆に集中できるのかもしれません」。

 家業の牛乳店の手伝いもやっている。将来の目標もしっかりしている。「女優もモデルも両方頑張りたい。目標はセリフがなくても表情で伝えられる女優。江角マキコさんや天海祐希さんのように格好良くて凛(りん)とした役をやってみたい。10年後は渋谷を歩けない人になりたい。私と気付き、街がパニックになるような人です」。

 丁寧にきちんと話す姿勢も好印象だが、素直な性格が最大の魅力かも。素直さがきっと仕事も脚も成長させてくれるに違いない。【中野由喜】

 ◆大友花恋(おおとも・かれん)1999年(平11)10月9日、群馬県生まれ。12年にCS放送のフジテレビTWO「結婚同窓会」でドラマデビュー。同年の日本テレビ系「悪夢ちゃん」などに出演。今月からTBS系「夫のカノジョ」に出演する。好きな科目は数学。趣味は読書と習字。157センチ。血液型A。