乃木坂46の斎藤飛鳥(18)が、初のソロ写真集を発売することが22日、分かった。タイトルは「潮騒」(幻冬舎)で、来年1月25日に発売される。乃木坂46では8人目のソロ写真集。加入5年でセンターポジションに上り詰めたグループの未来を担う新エースが、満を持してベールを脱ぐ。

 斎藤は日本列島を“縦断”した。撮影は先月中旬に行われ、北海道の旭川や登別などのほか、沖縄・石垣島も訪れた。寒暖差は15~20度もあったという。「北海道と石垣島は気温と湿度が全然違うので、表情もすごく違うとカメラマンさんに言われました。そこも楽しみながら見てほしいです」と振り返った。

 11年8月の結成時に乃木坂46に加入。当時13歳で、1期生最年少だった。アイドル界最小といわれる縦18センチの小顔が特長で、レギュラーモデルを務める「sweet」などのファッション誌でも活躍中。8月発売のシングル「裸足でSummer」では初めてセンターに立った。

 この1年で若い男性ファンや女性ファンも急増し、一気にグループを代表する存在に成長した。最新シングル「サヨナラの意味」が出荷枚数100万枚を突破したグループにとって、躍進の立役者と言っていい。

 乃木坂46では過去に7人のメンバーがソロ写真集を発売。今年1月に発売した生田絵梨花(19)の初写真集「転調」が、オリコン上半期本ランキングの写真集部門で1位(6・9万部)を獲得するなど、安定した結果を残している。出版業界でも注目の存在で、現在も乃木坂46メンバーのソロ写真集争奪戦が繰り広げられているという。

 写真集では、北海道の凜(りん)とした空気の中で切なげな表情を見せたショットや、沖縄の海で木の船に乗り、楽しそうに寝そべる写真などを収録。水着にも初挑戦し、ブルーのビキニで浜辺を歩く姿も掲載されている。斎藤は「自分では海が似合わないと思っていましたが、『意外といけるね』とスタッフさんに言われたことがうれしかったです」と笑顔。「1冊まるまる自分1人なので、本当に見てくれる人がいるか心配ですが…」と話している。

 ◆斎藤飛鳥(さいとう・あすか)1998年(平10)8月10日、東京都生まれ。母親はミャンマー人。愛称「あしゅ」「あすか」。特技はドラム。身長158センチ。血液型O。