＜釣りステーション＞

　今年も残すところ、あとわずか－＜釣り納め＞＜釣り初め＞のプランは決まりましたか？

　まだという人のために今回は、日刊スポーツ新聞社指定・共栄会に所属する船ブロックから磯＆釣具店ブロックと湖川ブロックの一部を紹介しましょう。ターゲットも多種多彩です。

　【船ブロック】正月は＜おめでタイ＞というぐらいで、やはりマダイが人気のターゲットだ。釣り場は、千葉・房総沖から東京湾や相模湾、それに伊豆半島や駿河湾の海域まで広範囲。全体的には、コマセ釣りが一般的だが、地区によってはエビ餌を使って、シャクリ釣りやひとつテンヤで狙い、多い時は１０匹以上の２ケタ台をマークする人も。サイズは１キロ前後を主力に４キロを超す大型も出る釣況で、ここ当分がチャンス！

　ヒラメもいい。１２月１日に釣りが全面解禁した茨城沖では、連日のように５匹以上の好釣果をみており、中には５キロを上回る＜大判級＞もヒットし、房総沖でも同様の展開だ。加えて、一部の海域でヒラメの餌になるイワシの群れが回遊しているのも好材料。これを追って外海から新しいヒラメが入り込む可能性が出てきた。さらに釣況はアツくなりそう－。

　東京湾では、アジやシロギスにイシモチなども期待される。アジは大半がライトタックル（ＬＴ）の釣りで、３０センチを超す大型が掛かると引きも強烈で「これがアジ！？」と思わせるぐらいに釣りアジも迫力。キスも束釣り（１００匹台）を記録している。他にも釣りものはより取り見取りだ。

　【湖川ブロック】釣期が年内いっぱいの地区があるが、ワカサギは各地で好釣を展開している。長野・諏訪湖は結氷すると釣りを見合わせる可能性はあるが、冬場でも寒さ知らずの温室風のドーム船でやれるのが強み。釣果も５００匹から７００匹台が出ている。今後の陽気が鍵だろう。また、山梨・山中湖も調子が上向いており、過去には１０００匹台の爆釣も実績があるだけに期待度は高い。

　ヘラブナは、水温の変化に左右される要素はあるものの、千葉・三島湖や埼玉・円良田湖（つぶらだこ）などは安定した釣況をみせており、大型の尺上（しゃっかみ＝３０センチオーバー）もヒット中だ。こちらも面白い。

　【磯＆釣具店ブロック】磯釣りでは、メジナがアツくなる季節だ。各地区で４０センチ超の大型が連発しており、これからがトップシーズン。潮況を含め条件に恵まれれば４５センチを上回る超ド級の夢も膨らむ。そんな中で、南伊豆・大瀬と同・石廊崎、西伊豆・雲見、それに沼津の４地区で１月１５日から「２０１２日刊スポーツ・フィッシング・サーキット」の予選会がスタートする。期間は２月いっぱいまでで、各地区５人ずつ代表選手を選出し、３月１１日に大瀬での決勝大会で＜メジナチャンプ＞を競う。

　伊豆地区では、他にブダイも面白い。また、地区によってはクロダイやスズキなど大物の一発が狙える好機だ。