＜波止ＦＩＳＨＩＮＧ＞

　最近、釣りに興味を示し始めた長男・亮介（小６）にせがまれて、２３日に神戸・平磯海づり公園（日刊銀鱗倶楽部加盟店）へ初めてのファミリー・フィッシングに出かけた。この日は休日で、無料開放デーとあって大にぎわい。そんな中、息子は初めてでベラなど数匹を釣り上げ大満足。これは、釣りにハマりそう。また、同公園ではハネやスズキなども好調だ。

　午前５時半。普段はぐっすり眠っている時間に起き出し、自宅を出発。途中でエサや仕掛けを買い、平磯海づり公園へ。開園時間の６時過ぎに到着したが、すでに入場待ちの車列がズラリ。さすが無料開放デーだ。しばらく待って入場し７番テント近くに入った。

　この日は妻と息子、記者の両親の５人が参加。３本の短竿を用意し、胴突き仕掛けでオキアミやイシゴカイをエサに、カサゴやメバルなどがターゲット。もう１本の長めの竿は投げ釣りでカレイを狙った。

　すると波止際狙いの息子が「来た！」と勢いよくリールを回すが、姿を見せたのはフグ。外道にガッカリと思いきや、初めて釣ったことにテンションアップ。そして再び「来た！」の声。手応え十分だったようで、釣り上げたのは２０センチのカンダイだった。「やった、釣れた！」と大喜び。早くもドヤ顔である。

　投げ釣りの記者も負けていられない。手前から２０メートルほどまでは捨て石などが入っているということなので、それより先を狙って投入。根掛かりで仕掛けを何度も失ったが、潮の流れが落ち着いたところでベラが入れ食い状態に。

　狙っていたカレイにはふられたものの、カワハギやラスト１投で２０センチほどのカサゴも加え、午後３時前に納竿とした。ベラを中心に合計２０匹以上と釣果も十分。息子も「楽しかった。また行きたい！」と、釣りの面白さを実感した様子。こりゃ、ハマるな。【高垣誠】

　【今後の見通し】水温が下がってくるこれからは、メバルがお勧め。浮き釣りで春先くらいまでは２０センチほどのサイズが狙える。消波ブロックや岩礁近辺では、今後カサゴやアイナメの活性も上がってくる。カレイは３０センチほどまでが多いが、来年３月くらいまで釣れる。

　【問い合わせ】神戸市立平磯海づり公園【電話】０７８・７５３・３９７３。開園時間は、１１月は午前６時から午後６時、１２月～３月は午前７時から午後５時。毎週木曜休園（祝日は開園）。ただし、１２月２９日～１月３日は休園。釣り料金は４時間大人１０００円、小人６００円。仕掛け、エサなどは売店で購入可。軽食堂、トイレ完備。

　【交通】山陽電鉄の東垂水駅下車、徒歩３分。車は大阪方面から阪神高速の若宮ＩＣを出て国道２号を西へ約１０分。駐車場（約４００台、有料）あり。