8日(日本時間9日)の米大統領選でのトランプ氏勝利は、安倍晋三首相や日本政府にも、まさかの事態だった。トランプ氏は米国の国益第一を訴え、首相肝いりのTPPに反対を表明、選挙戦では在日米軍撤退の可能性にも言及した。現在の日米関係を激変させる「劇薬大統領」となる可能性もある。

 東京都の小池百合子知事が、トランプ新大統領誕生を冷静に受け止めた。速報を聞くと「これからも日米同盟というのは基軸。経済に大きな影響がある」と述べた。日米安保についての質問には「いろいろ選挙中の発言があったが、実際に大統領になったなら、周りを固める非常にリアルな方々によるサポートがあるのでは」と、元防衛相として落ち着いた対応を求めた。