在日ウクライナ人のナザレンコ・アンドリー氏が1日までに自身のX(旧ツイッター)を更新し、立憲民主党の原口一博衆院議員のYouTubeチャンネル内で「CIAエージェント」と名指しされたことについて「デマ発言」と指摘し、「直ちに証拠を出すか撤回を求める」と記した。

原口氏は、「日本会議の講演の講師代を岸田首相が代表を務める政党支部が支払っている」と題した動画をアップ。その中で原口氏から「ドラさん」と呼ばれるコメンテーターに説明を求めた際、その人物がナザレンコ氏について「ウクライナ人のCIAエージェントです」と断定的に話すと、原口氏が「ああ、そうなんですね」と応じた。

続けて、原口氏は「ウクライナの方って法律が変わって、兵役を課されるんじゃないですか」と問いかけたが、「ドラさん」は、ナザレンコ氏が数年前から日本在住とした上で「日本で一定の工作活動を、CIAからお金をもらってやっている人。工作員です」と明言。原口氏が「ああ、そうなんですか」と応じる部分などが流された。

ナザレンコ氏はXで「立憲民主党所属の原口一博衆議院議員のYoutubeにおいて、3:55から『ナザレンコ・アンドリーはウクライナ人のCIAエージェント。日本で一定の工作活動を、CIAから金貰ってやっている人』というデマ発言があった」と指摘。「無根拠な嘘かつ名誉毀損。直ちに証拠を出すか、撤回を求める」とした。

ナザレンコ氏は、ウクライナがロシアによる侵攻を受けて以降、祖国の情勢を日本語で発信し続けたことでも知られた。