米次期大統領のドナルド・トランプ氏(70)が12月31日夜(日本時間1月1日)、フロリダ州南東部パームビーチで年越しパーティーを開いた。同州の別荘で年末を過ごしていた同氏は、メラニア夫人や10歳の息子バロン君ら親族を伴って登場。支持者や関係者ら約800人が参加し、1日午前1時ごろまでバンドの演奏や料理を楽しんだ。出席した著名人は、俳優シルベスター・スタローン(70)や、米大リーグのスター選手だったキース・ヘルナンデス氏(63)ら。

 スタローンはトランプ氏から全米芸術基金(NEA)会長のオファーを受け、先月18日に辞退の意向を表明していたが、今回のパーティーにはジェニファー夫人と一緒に参加。トランプ氏との親密な関係をうかがわせた。過去には「私はトランプが好きだ。彼は古風で偉大な人物だ」と発言。別の役職で“入閣”する可能性もありそうだ。

 音楽プロデューサーのクインシー・ジョーンズ氏(83)も出席予定だったが、姿を見せなかった。トランプ氏は今月20日に大統領就任式を控えるが、これまでにエルトン・ジョンやセリーヌ・ディオンら大物歌手に出演依頼を断られている。ジョーンズ氏のパーティー欠席で、音楽界との溝が浮き彫りになった。

 トランプ氏は1日付のツイッターに「新年おめでとう。素晴らしい2017年に向けて、皆さんと一緒に働くのを楽しみにしている」と記した。真価が問われる就任1年目が始まる。