自民党東京都連の下村博文会長は3日、東京都議選に関し、自身の選挙区でもある板橋区に、小池百合子知事が事実上率いる「都民ファーストの会」が、下村氏の元公設秘書を擁立したことに、強い不快感を示した。

 「怨念の戦いのような構図をつくるのは、いかがなものか」と指摘した。「都民-」の候補は、女優平愛梨の弟、平慶翔氏(29)。一方、都連はこの日、例年より約1カ月早く都議選の選対本部を立ち上げ、党本部で看板かけを行った。下村氏は「厳しい戦いになる」とした上で、「自民党以外は全部『小池色』になりそうだ。明確な対決姿勢は出る」と述べた。