将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)は1日、東京・千駄ケ谷の東京将棋会館で指された竜王戦6組で金井恒太六段(30)を破り、自身の持つプロ公式戦デビュー後の連勝記録を「15」に更新した。同時に6組優勝と本戦(挑戦者決定)トーナメント進出まであと1勝とした。

 1973年(昭48)の対局から記録として制定され、昨年で44回となる連勝賞の平均は15・6勝。最も多いのが15連勝の8人で、昨年12月デビューの新人が、早くもその記録に肩を並べようとしている。歴代連勝賞棋士には羽生善治3冠、佐藤天彦名人や、この日対局した金井六段も名を連ねている。

 次回の対局は5月4日、大阪市の関西将棋会館で行われる新人王戦3回戦で、横山大樹アマと対戦する。