史上最年少プロ棋士、藤井聡太六段(15)が25日、名古屋市内で行われた「第15回詰将棋解答選手権」の最上位クラス「チャンピオン戦」に出場し、大会史上初の4連覇を達成した。東京、大阪、名古屋の3会場にはプロ棋士やアマチュアなど105人が参加した。

 同選手権は詰め将棋を解く速度と正確さを競う。チャンピオン戦は前後半各90分。1問10点、前後半各5問の100点満点。最大39手で詰む難易度の高い問題に挑戦し、正解した問題数とタイムで順位が決まる。藤井は午前の第1ラウンド(R)では制限時間90分のうち全会場で最速55分で退出。5問全問正解で単独トップに立った。 午後の第2Rでは制限時間をフルに使い、5問全問正解。100点満点で4連覇を成し遂げた。

 藤井は小学2年のときに同選手権に初参加し、小学6年のときにタイトル獲得経験もあるプロ棋士らを抑えて史上最年少優勝を成し遂げ、周囲を驚かせた。以来、昨年まで3連覇していた。