民進、自由、社民の野党3党の参院議員が26日、学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書改ざんを受け、学園前理事長籠池泰典被告(65=詐欺罪などで起訴)と大阪拘置所(大阪市都島区)で接見した。

 23日の立憲民主など3党の衆院議員に続いての接見第2弾。接見した社民党の福島瑞穂副党首によると、籠池被告は安倍首相へ「もともと大好きだったが、ウソを言ったらあかん」と拘置所からメッセージを託した。昨年7月の逮捕以降、長期にわたる勾留について「国策留置のようなものだ。早く出たい」と話した。

 自由党の森裕子参院会長によると、籠池被告はグリーンの作業服に紺のズボン姿。週2回、拘置所内の運動場で体を動かすことができる日があるが、この日午前9時からの接見は「ちょうどその運動できる時間だったようです。申し訳ない」と話し、籠池被告は健康状態について「太陽にあたらないから顔がむくんでいるようだ」と話したという。

 また籠池被告は昨年2月の国有地売却問題発覚後、財務省職員から身を隠すように指示があったと改めて説明したという。