安倍晋三首相は11日、山口県山口市で行われた自民党山口県連の会合に出席した際、森友学園問題に絡む財務省の決裁文書改ざんなどについて陳謝した。

 「この1年数カ月の間に、行政の信頼を揺るがすさまざまな出来事があった。決裁文書の改ざんはけして、あってはならない。行政の長として責任を痛感している」と釈明。その上で、「二度とこういうことを起こさないように、再発防止、組織を立て直すことで、責任を果たしていきたい」と述べた。

 傍らでは、森友学園側との交流が取りざたされた昭恵夫人が立ち、神妙な表情で首相の話を聞いていた。