北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)=19トン」が遭難し、14人が死亡、12人が行方不明となった事故から9日目の1日、北海道出身の日本維新の会の鈴木宗男参院議員(74)が斜里町を訪問した。

鈴木氏は遺体が安置されている同町内の施設で献花した後、現地対策本部を訪れた。報道陣を前に「海上保安庁、海上自衛隊、北海道警察、そして羅臼を含めた地元の漁業関係者、それぞれ船を出して(捜索)いることを聞いて、本当に関係者の尽力に感謝をしながら、一刻も早く残された12人の発見に努めていただくよう私からもお願いした」と話した。

その後「やるせない気持ちでいると思いますので、関係者がとにかく全力を尽くしていますということをお伝えしたい」と話して車に乗り込み、被害者家族との面会に向かった。