EXILEのフィジカルトレーナー吉田輝幸氏が、正しい体の使い方を伝授する「EXILEエクササイズ」。第13回は、番外編で、ゴルフスイングのチェックです。
以上、ポイントを突いた的確なテストを経て、細江記者が再びスイングの動作に入りました(写真4)。ジム内にビュンビュンと軽快なスイング音が鳴り響きます(写真3→4)。
吉田氏
さっき(写真5)より、へそがボールの方に向くようになってます。右足を特に意識して、右足をビューンと。そうそう。これが股関節を意識したスイングです(写真6)。これで球筋が変わってくると思います。今までは手打ちでしたが、スイング自体が一定の振りになってきています。プロが全員できてる共通点は、まさにここなんです。これができているから、ある程度一定のボールが常に打てるわけです。アマチュアは、いい時と悪い時の差が出る。この動きが1、2でできるようになったら、上半身が勝手についてきます。
細江記者
これなら、取材の張り込み中でも練習できますね。
酒井カメラマン
傘でやれるな。わははは。
吉田氏
ポイントは、ビューンと腰が回ってるかどうか。動きだけ見た時に効率的か、非効率的か。動きが効率的で悪いことはないですからね。
細江記者
もっと安定して飛ぶようになりますか。
吉田氏
細江記者は基本、手打ちですけど、距離は半端なく飛ぶと思います。
細江記者
(自慢げに)上半身のスイングスピードはプロの平均くらいあるんです。秒速53、54メートルくらい。
吉田氏
でも、細江記者の場合、初速と終速が違うと思いますよ。プロはヘッドスピードだけでなく、いいゾーンをグーンと長く押していけるんです。結局、ゴルフって球の回転。素人は、ヘッドスピードは速いのに、あんまりボールが飛ばなかったりするのは結局そういうことなんです。細江記者は、ヘッドスピードがそれだけあるんだったら、300ヤードとか飛んでなかったらおかしいですね。
細江記者
(自信満々に)いい時は320ヤードは飛ばします!
吉田氏
細江記者なら、もっといくんじゃないですかね。
細江記者
これなら(ゴルフ好きの怖い)柳田デスクにも自慢できますね。うひひひひ。
第13回おわり。【取材・構成=山田準】
[2013年11月29日10時56分]上半身が早く動いてしまう悪いスイング股関節を意識したスイング。(3)に比べ、安定感が格段アップ