今年の注目新種牡馬を紹介する。

ダンシングプリンス

父パドトロワ

母リトルブレッシング(バブルガムフェロー)

■けい養先 レックススタッド

■戦績 19戦11勝

■主な勝ち鞍 21年カペラS、22年リヤドダートスプリント、22年北海道スプリントC、22年JBCスプリント

■種付け料 50万円

母の半兄はG1・3勝馬デュランダル。19年8月に栗東・鮫島一歩厩舎からデビュー。未勝利のまま、南関の船橋・岡林光浩厩舎へ転入。3連勝で中央に舞い戻り、20年4月に美浦・宮田敬介厩舎で再転入初戦を迎え、いきなり勝ち星を挙げた。3連勝で同年カペラSで重賞に初挑戦し3着。21年には同重賞を勝ち、重賞初制覇。翌22年2月にサウジアラビア遠征を行い、リヤドダートスプリントを5馬身3/4差で圧勝した。この走りが評価され、ダートスプリント部門で日本調教馬最高レーティングの117を獲得した。同年11月に盛岡で行われたJBCスプリントを制し、念願のG1制覇を飾った。父パドトロワ譲りのスピードを武器にした。

<現役時代に管理した宮田敬介調教師>

ダンシングプリンスは私にとって、開業して初勝利を挙げてくれた馬。その馬が種牡馬としてスタッドインしたことは本当にうれしく思っています。ダートのスプリント界におきましては、これ以上ないというくらいの実績を挙げてくれました。爪が薄くて、芝スタートのレースに関しては特にスタートダッシュが良く、芝でも十分に走ってくれたのではという可能性を感じさせてくれる素晴らしい競走馬だと思います。子どもたちが芝、ダート問わず活躍してくれることを祈っております。