ミアがバリスタとして働くカフェの場面のワンシーン。ワーナー・ブラザース・スタジオ内で撮影されています。このセットを今だけ見ることができるのです（Photo Credit:Dale Robinette）

最多14部門ノミネート

　今年の賞レースを席巻し、26日に発表されるアカデミー賞授賞式でも最有力候補と言われる映画「ラ・ラ・ランド」。ロサンゼルスを舞台にエマ・ストーン演じる女優の卵ミアとライアン・ゴズリング演じる売れないジャズピアニスト、セバスチャンの恋と夢の狭間で揺れ動く様子を描いたとってもロマンチックなミュージカル映画は、あの「タイタニック」に並ぶアカデミー賞史上最多14部門ノミネートされた話題作です。

撮影セットを見られるワーナー・ブラサーズのスタジオツアーはLAでも人気の観光アトラクションのひとつです

ワーナー・ブラザースのスタジオ

　そんな「ラ・ラ・ランド」は、ロサンゼルスの観光名所が随所に登場していますが、女優を志して田舎から出てきたミアがオーディションを受けながら働いていたスタジオのカフェは、ロサンゼルスにあるワーナー・ブラザースのスタジオで実際に撮影されています。

敷地内をガイドツアー

　ワーナー・ブラザース・スタジオは過去のコラムでも紹介していますが、110エーカーに及ぶ敷地内をガイドツアーに参加することで見学ができます。約２時間のツアーでは、撮影セットやサウンドステージ、小道具などが展示された博物館などを見学できるほか、映画製作の裏側を体験できるエキシビジョンステージで映画作りを学ぶこともできます。

ダウンタウンにあるエンジェルズ・フライトは現在は運行していませんが、映画の中では２人がケーブルカーに乗っているシーンが登場しています

３月６日まで見られます

　そんなワーナー・ブラザース・スタジオのツアーで、18日から３月６日までの期間限定で「ラ・ラ・ランド」に登場するカフェを見学することができるとのこと。ミアがバリスタとして働くカフェを実際に見られるチャンスです！　日本では24日から公開される「ラ・ラ・ランド」。そのロケ地を見たい方は、是非この時期にワーナー・ブラサーズ・スタジオのツアーに参加してみてくださいね。

LAの町を一望できる夜景が魅力的なグリフィスパークの天文台。ここはほかにも「理由なき反抗」など数多くの映画のロケが行われています。プラネタリウム内のシーンは残念ながらセットとのことですが、薄暮の時間帯に訪れるのがオススメです

他のロケ地もどうぞ

　ほかにも、グリフィス天文台やダウンタウンにある世界で一番短いケーブルカー「エンジェルズ・フライト」、グルメ通に大人気のマーケット「グランド・セントラル」、ロサンゼルス空港から南に下ったハモサビーチのピアやジャズバー「ザ・ライトハウス・カフェ」など、この映画にはLAの町並みがたくさん登場しています。そんな魅力あるロケ地も合わせて訪れてみるとより一層楽しめると思います。（米ロサンゼルスから千歳香奈子。１枚目の写真＜Photo Credit:Dale Robinette＞）