マイアミからニューヨークへ

ミッドタウンに登場した巨大なハローキティのアートプロジェクト
ミッドタウンに登場した巨大なハローキティのアートプロジェクト

 マンハッタンのミッドタウンに、巨大なハローキティの透明タイムカプセルが出現し、話題を呼んでいます。場所は、2番街&47丁目にあるダグ・ハマーショルド・プラザという公園。先月29日より展示されている、ポップアーティスト、増田セバスチャン氏によるアートプロジェクト「タイムアフタータイム・カプセル」です。

 プロジェクトは昨年、マイアミでキックオフし、ニューヨークへ。その次はアムステルダムへと移行します。ちなみに、マイアミではテディベア型の透明タイムカプセルが制作され、パレードも行われたそうです。全10都市で開催される予定で、東京オリンピック開催の2020年には、原宿でそれぞれの都市のタイムカプセルを組み立て、タワーを完成させる計画。今月3日には、みんなで「未来に届けたい物」を持ち寄り、カプセルの中に入れるイベントも開催されました。ここにあるのは、ニューヨークのみんなの夢がいっぱい詰まったキティちゃんということなんですね。

この透明なタイムカプセルの中に皆さんの夢がたくさん詰まって東京五輪に向かいます
この透明なタイムカプセルの中に皆さんの夢がたくさん詰まって東京五輪に向かいます

カワイイの増田セバスチャン

 増田氏といえば、原宿“カワイイ”カルチャーの第一人者として、原宿を中心に活動するアーティスト。きゃりーぱみゅぱみゅのライブ演出や、美術デザインも手掛けています。日本から発信され、いまや世界的な現象ともなった“カワイイ”ですが、「この“カワイイ”が集まった時に、世界を変えられるか?」というのが、増田氏が挑む今回のプロジェクトのテーマだそうです。世界的な人気キャラクターであるハローキティを登場させることで、世界中を巻き込む参加型のプロジェクトを指向したといいます。ハローキティ・ファンにはたまらない、夢あふれるプロジェクトですね。

ひっそりとした公園ながら道路沿いにあるため通りがかる人々を釘付けに…
ひっそりとした公園ながら道路沿いにあるため通りがかる人々を釘付けに…

巨大なハローキティ

 昨年、生誕40周年を迎えたハローキティですが、こんなに巨大なハローキティを観るのは、おそらく初めて。しかも、2番街の道路沿いにあるので、非常に目立ちます。通りかかった人々は、思わず釘付け状態(笑い)。 毎日、新鮮な驚きに出会うマンハッタンのド真ん中に、“カワイイ”パブリックアートがド~ンと新登場。子どもだけでなく、大人までワクワクドキドキさせられています。展示は9月13日まで行われているので、機会がありましたら、ぜひ、マンハッタンでハローキティ詣で(!?)してみてください。(ニューヨークから鹿目直子。写真も)