太平洋登別市の鷲別から幌別沖はこの時期、海水温が下がり始めソイ類やカレイ類が釣れ出す。22日は、本命ではなくガヤが好調で1人当たり25~30センチが30~50匹。狙いのソイ類は30~40センチ5~7匹に、26~40センチマガレイ6~12匹で手応えのある釣行だった。

 午前6時、登別漁港から第11漁運丸(本間光好船長、【電話】0144・87・2228)に乗船。開始当初は水深50~60メートルラインでソイ類を狙った。エサはチカやマメイカ、イカなどを使用。強風の悪条件ながら、前半はガヤがヒット。底は起伏があり、根がかりが多かった。

 その後はお目当てのクロゾイやシマゾイが釣れた。針の小さい仕掛けで狙うと、やはりガヤが。魚影が濃いエリアでは魚が浮き、数釣りができた。この海域は例年より水温が高いせいか、ソイやガヤなどの釣果が遅れていたが、この日はガヤ釣りを堪能。ほかマツカワ、イシモチが船中数匹。

 後半は水深16メートル前後でカレイ狙い。小中型ソウハチが入れ食いの中、大型のマガレイとイシモチが釣れた。白老町の新岡忠芳さん(64)は中型マツカワを釣り上げ「ソイやガヤ、カレイ釣りと、1日楽しめた」と笑顔。本間船長は「ソイ類は今後も続き、カレイは12月中旬まで狙える」と話しており、期待が膨らむ。【リポーター・竹鼻雅己=62】