太平洋室蘭市の地球岬沖でソウハチが好調だ。16日午前5時30分、追直漁港から第18たつみ丸(磯部辰己船長、【電話】090・6878・6212)に10人が乗船し、水深85~90メートルポイントに向かった。広範囲を探りながら、ソウハチの23~35センチが1人当たり120~200匹、ほかサクラマスとスケトウが船中数匹上がった。大型クーラーが満杯になる人もいて、満足のいく釣行となった。

 2週前はタナが散らばっていたが、この日は浮きソウハチの姿はなく、タナは水深85メートルのベタ底。早朝は食いがいまひとつで、2~3匹や、追い食いして、4~6匹釣れた。深場のため、バレないよう慎重な巻き上げが求められ、時間がかかった。潮の流れが好転すると、良いときは追い食いさせると、針数付くこともあり数を伸ばした。潮の流れが止まると食いが悪く、この日は食いが悪い時間が多かったが、良型は上がった。

 思いがけない副産物もあった。底付近やソウハチの巻き上げ途中で、サクラマスがヒット。柔らかい竿(さお)が大きくしなり、魚が姿を見せると、船上は大いに湧いた。底釣りにもかかわらず、全員3ケタを達成した。磯部船長は「ソウハチは好調続きで、今後も期待できる」と、明るい見通しを話していた。

【リポーター・竹鼻雅己=63】