北海道遊釣倶楽部の大会が8月29日、えりも町庶野漁港~広尾町シーサイドパーク間で26人が参加して行われた。波3メートルと条件が良くない中、アブラコやタカノハなどで釣果を競った。

優勝はえりも町目黒に入釣した石川陽司さんで、暗い時間は安全な場所で干潮を待ち、明るくなって潮が引くと午前7時頃からアブラコを連発。47・7センチを筆頭に数をそろえた。「餌はアカハラが良かった」と振り返った。

2位の大杉和洋さんは庶野漁港から徒歩で千平川の右側へ。ゴロネット仕掛けで35センチ前後のアカハラ4匹、タカノハ2匹、クロガシラ1匹を釣った。午前8時に岩場に移動しネット2針にカツオを付けて遠投すると、9時40分頃に42センチのタカノハが。10時近くにチョイ投げで身長賞となる48センチのアブラコを上げた。3位土本衛さんは二つ岩で午前5時頃からアブラコを連発。カツオの餌が効果的だったようだ。上位入賞者は1200点以上の高得点で、岸寄りが進む今後、さらに期待が持てる。【リポーター・藤本康隆=44】