<投げ

 フィッシング>

 投げで良、大型のキスを狙って16日、釣友の中村雅俊さん(生駒市)を誘い、兵庫・淡路島の浦県民サンビーチへ出掛けた。早朝の型狙いでは中村さんが満潮前の時合に、置きザオで29センチと25センチ級を2匹ゲット。私は大型は不発に終わったが、午前6時過ぎから引き釣りで数を伸ばし同9時半ごろまでに11~23センチを53匹キャッチ。2人で88匹釣りあげた。9月半ばごろまで数、型ともに期待できる。【日刊FPC・野間弘】

 午前4時半頃、浦県民サンビーチに到着。T字型の波止の南端に入った。わずかに東の風が吹くが海は穏やかで濁りもない。底は所々に海藻がみられる砂地でなだらかな傾斜が沖へ続く。

 早朝は25センチ超の良、大型を狙う。4本バリ(キススペシャル10号)仕掛けをセット。満潮前で北へゆっくりと流れる中、チロリを2センチほどのタラシで刺し沖向きへ5色ほどキャスト。置きザオでアタリを待っていると同5時前、隣りで4色付近を狙う中村さんのサオ先にコンと小アタリが出た。海藻を避けながら取り込んだのは25センチ級の良型だ。

 「イシゴカイをエサに時折、少し引く誘いをかけていると海藻から仕掛けが抜けた瞬間に食ってきた」と言う。時合なのかすぐに中村さんが25センチ級を追加。同5時半頃には29センチの大ギスを仕留めた。「穂先を一気に押さえ込む強烈なアタリだった。自己記録(28センチ)を更新したよ」と大喜び。

 私のポイントは良型の気配が全くなく12センチ級のピンギスが3匹だけ。我慢の釣りを続けると同6時前に穂先にゴンとくる待望の強いアタリがあり23センチ級をゲット。大物に期待が膨らんだが、潮が下げ始めるとアタリが遠のいた。

 それならと今度は引き釣りで数狙いに挑戦。小バリ(同5号)の10本バリ仕掛けに替えてイシゴカイをハリいっぱいに刺して5色付近へ投入。秒針が動く速さで海藻周りを引くといきなり12センチ級が3連でヒット。

 その後も海藻際を丹念に探ると2~4連で釣れ続く。小型なら手前でも食うだろうと沖向きの3色付近や浦県民サンビーチ沖のブイ沿いを攻めると狙い的中。11~23センチの7連を最高に数を伸ばし、同9時半までに53匹をキープ。中村さんも13~15センチを32匹追加し納竿とした。

 【今後の見通し】良、大型キスは早朝が狙いで満潮前後に食いが立つ。置きザオでじっくり攻めると良い。午前7時頃からは多点仕掛けの引き釣りに切り替えると数も伸び、25センチ級混じりで13~15センチが半日で40匹ほど期待できる。9月半ばごろまで楽しめそうだ。

 【交通】神戸淡路鳴門自動車道の東浦ICを出て道なりに南下。突き当たりを左折。浦の信号を越えて浦県民サンビーチへ。