J2C大阪が、スイス1部バーゼルの元日本代表FW柿谷曜一朗(25)を完全移籍で獲得することが25日、決定的になった。

 移籍に関してすでにクラブ間で合意し、柿谷側と年俸や契約年数など詳細を詰める段階。玉田稔社長(62)が帰国中の柿谷と2度面会し、復帰を要請していた。柿谷側も前向きに捉えている。

 柿谷はバーゼルと昨夏から4年契約を結んでいた。移籍にともなう違約金は約1000万ユーロ(約13億5000万円)に設定されていたが、これをクラブ間交渉で大幅に減額することに成功。C大阪には約1年半ぶりに完全移籍で復帰することになる。

 昨年のW杯ブラジル大会に出場した柿谷は、昨夏にC大阪からバーゼルへ移籍。昨季は14試合3得点、2年目の今季もここまで4試合1得点だった。日本代表から遠ざかっており、出場機会を求めていた。来季2年目のJ2を迎えるC大阪にとっては強力な補強となる。