東海大翔洋が全国切符/高校ラグビー
<東海高校選抜ラグビー大会:東海大翔洋48−19関商工>◇18日◇岐阜・グリーンフィールド中池◇1回戦◇30分ハーフ
東海大翔洋が48−19で関商工(岐阜)を下し、5年ぶり2度目の全国高校選抜大会(4月3日から、埼玉)出場を決めた。19−19の同点で迎えた後半19分、体調不良のまま強行出場したSO望月諒主将(2年)がPGを決めて勝ち越し。その後も4トライを挙げて、逃げ切った。
望月諒主将の気迫が、東海大翔洋を5年ぶりの全国へ導いた。19点差を追いつかれ、同点で迎えた後半19分に、左中間22メートルライン付近で相手の反則。「残り時間を考えて、その後に(トライを)取れる保証がないので」。PGを選択し、自らの足で成功させ、流れを引き戻した。
望月諒は16日の練習後に39度の熱を出し、注射を受けた。17日はチームが岐阜入りする中、静岡に残り点滴を打った。母はるみさん(49)の運転する車で合流したのは試合当日の午前。高速のサービスエリアではラーメンを半分しか食べられない状態だった。「ここを勝たなきゃ全国に行けない」の一心で、本多茂監督(48)から出場の可否を問われると「大丈夫です」とだけ答えていた。
本多監督は前夜、望月諒抜きのメンバー構成も準備した。本音は「(望月諒が)いるのといないのとは全く違う。来てくれ」と願っていた。フランカー谷垣内強(2年)は「いつも諒に頼ってばかりだから、今日は楽させてやろう」と、試合に臨んでいた。実際は点差が開かず、望月諒はフル出場。試合後「まずはうれしい」と話しながらも、唇は震えていた。【斎藤直樹】
[2006/3/19/10:09 紙面から]
写真=東海大翔洋SO望月諒主将
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