中田浩「腰で押し込んだ」/アジア杯
<アジア杯:日本3−1中国>◇決勝◇最終日◇7日◇中国・北京、工人体育場
勝ち越し点はMF中田浩の微妙なゴールだった。後半20分、右CKに合わせてゴール前に飛び込むと、右手をかすめるような形で決まった。中国のハーン監督は「あれはハンド」と「神の手ゴール」を悔しがったが、本人は「腰で押し込んだつもり」。ジーコ監督も「なぜ3人のレフェリーが存在するのだ」と正当なゴールと強調した。4年前、大会直前の腰の負傷で出場できなかったアジア杯。その腰で、貴重な決勝点を生んだ。
MF遠藤の出場停止で、先発出場がめぐってきた。昨年8月の左ヒザ前十字じん帯断裂で、代表での先発出場は昨年6月22日のコロンビア戦以来。再びチャンスがくることを信じて励んだリハビリが準決勝、決勝での連続得点で結実した。「ずっとサッカーができなくて気持ちの部分で強くなったところはある。焦らずに出番を待とうという気持ちだった」。強い精神力が生んだ大舞台でのゴール。鹿島時代からのジーコ監督の愛弟子は、中国で完全復活を遂げた。
[2004/8/8/11:06 紙面から]
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