<女子バレーボールVリーグ:パイオニア3−0東レ>◇15日◇北海道・函館市民体育館
パイオニアが3−0で東レに快勝し、14勝3敗で首位をキープした。開幕から不調だったレフト佐々木みき主将(28)とライト吉原知子(34)のアテネ五輪代表コンビが、地元の北海道ではつらつプレー。アリー・セリンジャー監督(67)が帰国中で不在の中、ベテラン2人がチームを引っ張り、今季2度目の5連勝を3戦連続ストレート勝ちで飾った。
先週10日の福岡から今週末の佐賀へと続く九州、北海道遠征5連戦。長距離移動を強いられるハードスケジュールの中、前節に続いて監督代行を務めた印東玄弥(はるや)コーチ(33)を含め、北海道出身者5人を擁するチームに疲れは見えなかった。
昨季の決勝ラウンド(決勝)と同カード対決。各セットとも序盤までは、息詰まるシーソーゲームを展開したが、百戦錬磨のパイオニアに焦りはなかった。第1セットは18−18の同点から北海道・妹背牛町出身の吉原が左手1本で絶妙なブロックを決め、均衡を破った。第2セットも、やはり18−18の場面から試合巧者ぶりを発揮して突き放した。第3セット終盤には、ともに北海道出身のリベロ加藤理絵(24)ライト庄司夕起(23)の若手2人を連続投入。地元ファンにアピールする余裕も見せた。
栗山町出身の印東監督代行は「北海道といっても函館に来たのは中学生以来。でも、ほかでやるのとはひと味違う」と笑顔を見せた。室蘭市出身の佐々木主将も「北海道でバレー(Vリーグ)の試合は少ない。たくさんの人が来てくれた中で勝てて良かった」と凱旋勝利を振り返った。
夫人の体調不良で7日から帰国しているセリンジャー監督不在の中、05年2連勝で首位をキープした。前の試合では昨季3位の久光製薬がフルセットの末に逆転負けし、4位に転落。追い風にも、印東監督代行は「(決勝ラウンドに進出できる)4位チームが早く絞れないと対策の立てようがない」とあくまでも連覇のかかる決勝ラウンド進出を見据えている。
開幕から不調だった吉原も右からのブロード攻撃やレフト攻撃にも参加するなど、復調気配。この日、ブロック2得点に「100本に1本の出来」と冗談の言える余裕も見せた。
これで勝利数でもトップの14勝に並んだ。佐々木主将は「監督がいなくて自分たちのバレーができないと思われたくない。選手同士のコミュニケーションを含めて、いいチャンス」と気を引き締め直した。【佐々木雄高】
[2005/1/16/10:56 紙面から]
写真=第3セット、パイオニアの吉原は右からのブロード攻撃を決めてガッツポーズ
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