◆オールスター・アラカルト(1)

 ▼創設 1956年(昭31)。川崎競輪場で第1回大会が行われ、石田雄彦が初代王者に輝いた。

 ▼優勝賞金 前回は4410万円。KEIRINグランプリ(同1億170万円)日本選手権(6510万円)に次ぐ、競輪界で3番目の高額。

 ▼出場選手の選出 競輪場に備え付けられた投票用紙、はがき、インターネットでファン投票が行われ、上位50人が無条件で出場権を獲得。それ以外は、選考期間における平均競走得点上位者らが選出され、合計135人が出場する。

 ▼ファン投票 1974年(昭49)静岡での第17回大会から始まった。現在は上位18人が、初戦でシードレース(1~9位=ドリームレース、10~18位=オリオン賞)に出走できる。これまで通算41回の投票が行われ、1位の最多は中野浩一の13回。77、78、81~91年(11年連続)と、圧倒的な人気を誇った。次いで吉岡稔真の9回、神山雄一郎の4回。ただ、人気が成績に直結したケースは少ない。1位の選手の優勝は74年の阿部道、88年の中野浩一、97年と99年の神山雄一郎で4回だけ。

 ▼優勝回数 最多は神山雄一郎の5回(93、97、99、04、05年)。93年には悲願の初タイトルを地元・宇都宮で獲得し、号泣した表彰式は語り草となっている。次いで中野浩一の3回、武田豊樹、山崎芳仁、伏見俊昭ら9人の2回。