第49回日刊スポーツ杯は、激烈なコース争いを尻目に、5コースカドに引いた吉田一郎(47=長崎)が、スタート一撃で勝負を決した。人気を集めた吉田弘文は辛うじてインを守ったものの、原田富士男らが前付けに動き、進入は4対2。スロー勢はやや深めの中、吉田一郎が抜けたトップスタートで内の艇を沈めた。吉田は昨年8月の芦屋以来、通算36回目の優勝を飾った。6コースから外マイ追走の向後龍一が2着に入った。