地元期待の荒尾聡(34)が1周目で首位を奪う鮮やかな速攻を決めて圧勝した。今年4度目の優勝、通算41回目でG2は7度目。2着は鈴木圭一郎、3着は永井大介が入った。

 優勝戦はぶち走路で行われた。荒尾は好スタートを決めて一気にツケマイを浴びせ、バック4番手に付けた。1周3角、3番手の鈴木が前2車を差し切ると、さらにその懐に素早く切り込んでトップに立ち、自身のバースデー(6月28日)開催Vを飾った。「車はヘッドを換えてバネ調整した。仕上がっていました。手前から先も良かった。スタートでいい位置も取れた」と地元Vを振り返った。【大野義孝】