10メートル近い突風が吹き付けて、先行選手には受難の1日だった。

 その中で唯一逃げ切ったのが予選8Rの戸田康平だ。「風がきつくて最後はいっぱいになりましたが、なんとか1着を取ることができました」と笑顔で振り返った。強さには、周囲の自力選手から「この突風で逃げ切るなんて…」と驚きの声が出た。「この感じを持続して準決でも頑張りたい」。準決11Rでは、シリーズリーダー田中晴基を相手に先行勝負を挑む。