【大野義孝・オレに任せろ】

 3連勝は竹谷隆と加賀谷建明の2人。4日目は後半4個レースで準決勝が行われる。「オレに任せろ」の大野義孝は11Rで荒尾聡(飯塚)のスタート速攻を本命に抜てきした。9Rは青山周平の全速戦、10Rは中村雅人の自在攻め、12Rは浦田信輔のイン強攻戦が中心となる。

 ◆11R

 荒尾の最大の武器であるスタート力と速攻力に期待する。今年は10節走って優出7回(SG1回、G13回、G21回)、優勝は2月地元で1回飾っている。

 今大会も視界良好だ。初日9R(雨)は3周1角で首位を奪って圧勝。2日目5R(雨)は最後方から追い上げ、3周1角でトップに立ち連勝。今大会初めての良走路となった3日目5Rも、好Sから2周1角で2番手に浮上。先行する西原智昭を抜けなかったがそのまま2着は確保した。

 レース後、「車は良くなってきているけど、このフレームに替えてから伸び止まる症状が出てきた」と話しただけに、車の仕上げに力が入る。準決に向けて「(昨年12月山陽のG1スピード王で優勝した)フレームに替える」と機力アップを図る。荒尾は整備巧者としても有名だ。車を立て直す可能性は高いとみた。

 SG優勝は07年オールスター(川口)の1回だけだが、SG優出は37回を数える。SG優出率は55・2%と高い。2月地元の全日本選抜(優勝戦4着)に続いてのSG優出を狙う。

 対抗は高橋の的確なさばきだ。森と有吉の速攻、加賀谷の機力駆けも要注意。(7)=(5)から(2)(8)(3)。