丸亀ナイターで行われた昨年大会は、滝川真由子が初の女王の座に就いた。優勝戦で滝川とデッドヒートを繰り広げたのが中里優子(43=埼玉)。カウントダウン連載「ROAD TO レディースチャンピオン」注目選手の1人目はその中里をクローズアップ。今年こそはと、万全を期して津に乗り込む。

 -昨年は本当に惜しい準優勝でした。レース後、中里さんの親友岩崎芳美選手が大泣きしていたのが印象的でした。

 中里 私は泣きませんでしたけどね(笑い)。勝てなかったのは、勝つ準備が足りてなかったから。丸亀はデビュー時以来の23年ぶりだったし、準備不足が最後に出た。

 -今年は優勝2回と好調ですね。

 中里 リズムがいいです。ペラ調整がうまくいって悪いエンジンでもそこそこ出せています。いい時は結果もいいです。

 -津の水面についてはどうですか。

 中里 何度も呼んでもらいました。いいエンジンも良くないエンジンも含め、乗ったことはいい経験になっています。そういう意味でも、今年はいい準備ができていますね。リズムもいいし、まずいいエンジンを引きたい。引ければやれる、そう思っています。【中川純】

 ◆中里優子(なかざと・ゆうこ)1972年(昭47)12月27日、東京・板橋区生まれ。70期生として92年5月平和島でデビュー、同年12月びわこで初勝利。95年、中里昌志と結婚し埼玉支部に移籍。05年6月戸田女子リーグで初優勝。同期は浜野谷憲吾、前本泰和、水口由紀ら。153センチ、47キロ。血液型A。

※明日は注目選手下