井上玲美がホームバンクで初の決勝切符をつかんだ。予1は高校の後輩・小林莉子を追走して2着と気を吐き、予2は4着に食い込んだ。「何とか付いていっただけ」と振り返りながらも、地元戦での快走に口元を緩めた。

 直前は事故点累積により黄檗山で5泊6日の精神修養を積んだ。そのため「思い通りの練習ができなかったので、本当に気持ちだけです」。3月高知以来の決勝は山原さくら、小林莉子、中村由香里ら強豪に挑む。自力型の激突でもつれれば、決勝で初めて連絡みのチャンスはある。地元戦で波乱を狙う。