記録ハンター鈴木圭一郎(22=浜松)が、鮮やかに16年を締めくくった。10周1角で最大のライバル青山周平をさばき、全日本選抜、日本選手権に続き、SG3連続優勝を達成した。賞金王獲得とともに、MVP奪取も確実になった。

 鈴木が先頭に立った直後の10周2角で、3車落車のアクシデントがあったが、しっかりと1周を走りVゴールへ飛び込んだ。「事故があったので、思い切りは喜べないが、うれしい」。スタート直後から青山の背中を追い続けた。10周回の長丁場。無理をせずにワンチャンスにかけた。「すきがあったら入ろうと決めていた」。会心のレースになった。2着は荒尾聡、3着は松尾啓史。

 2連単(5)(1)9280円、3連単(5)(1)(8)28万5890円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)