落車明け2場所目の三宅達也(39=岡山)が、衝撃の告白で報道陣を驚かせた。昨年のいわき平決勝で落車し、胸骨を骨折して1カ月の長期欠場を余儀なくされた。「実は、これが競輪選手になって初めての骨折だったんです。本当、今まで恵まれていました」。競輪選手にとって落車やけがはつきもの。だが、G1戦線で長らく戦ってきた選手で骨折経験ゼロはかなり珍しいケースだろう。

 「前回の小倉が初めて骨折した後の開催だったから不安もあったけど、成績はまとめられた(決勝7着)。胸骨は走る分には影響もしないので。もうけがは関係ないですから」と、豪快に笑っていた。丈夫な体も天賦の才。初日特選は「世話になっている」という九州3番手回りで、今年初勝利を目指す。