競輪を統括するJKAは30日、16年の表彰選手を発表した。最優秀選手(MVP)には名古屋日本選手権、KEIRINグランプリ(GP)を制して賞金王に輝いた村上義弘(42=京都)が初めて選ばれた。優秀選手には競輪祭優勝の平原康多(34=埼玉)、寛仁親王牌優勝の稲垣裕之(39=京都)を選出した。優秀新人選手には同期のトップを切ってG3(7月函館)を優勝し、賞金1位の新山響平(23=青森)が競走得点1位の吉田拓矢やヤングGP優勝の渡辺雄太を制して選ばれた。特別敢闘選手には震災のハンディを乗り越え静岡日本選手権を優勝し、リオ五輪にも出場した中川誠一郎(37=熊本)が選ばれた。ガールズ最優秀選手賞にはガールズGPを制して賞金女王の梶田舞(30=栃木)、優秀選手には奥井迪(35=東京)、高木真備(22=東京)が選出された。また、国際賞にはリオパラリンピック女子Bタンデムロードタイムトライアル銀メダルの田中まい(27=千葉)が選ばれた。

 なお、高松宮記念杯を制して獲得賞金2位の新田祐大はGPでの58条失格(誘導員早期追い抜き)が表彰除外規定に抵触するため、選考対象から外れた。表彰式は2月22日、東京都内のホテルで行われる。