カウントダウン連載「ROAD TO オールスター」の最後は、おなじみのなるほどデータ集だ。オールスターは、引退したモンスター野中和夫が最多6回のVを誇るが、84年第11回大会の覇者レジェンド今村豊(55=山口)は10回の最多優出を記録している。今回優勝すれば、SG最年長Vも更新する。

 ◆(1)ファン投票1位 1位選出は今村の6回が最多。野中と松井繁が5回、山崎智也が4回。ただ投票1位選出で優勝した選手は2人と少ない。野中が3回(76年住之江、87年尼崎、93年丸亀)で最多。もう1人は06年戸田の山崎。今年の1位選出・峰竜太はいかに。

 ◆(2)最多優出は今村 今村の10回が最多。2位はビッグネームが並んで野中、中道善博(引退)と現役では松井、服部幸男、浜野谷憲吾の7回。55歳の今村は、勝てば安岐真人(引退)の持つSG最年長V52歳7カ月22日(97年若松メモリアル)を大幅に更新する。

 ◆(3)浜野谷は5年連続優出 歴代2位の優出回数に名を連ねる浜野谷は、04~08年まで5年連続優出を果たしている。SGの連続優出記録でこの上をいくのはグランプリの松井で7年連続だが、4日間の予選と準優を勝ち抜く大会では浜野谷が最多。服部は13年から昨年まで4年連続優出。今年、浜野谷に並ぶことができるか。

 ◆(4)最終日に36歳 3年ぶり2回目出場の長嶋万記は最終日の28日が誕生日で36歳になる。直前の平和島を優勝して乗り込む年女が、女子3人目のSG優出で誕生日を迎えられるか。(おわり)【構成・中川純】