<国際親善試合:日本2-2ベネズエラ>◇9日◇横浜国際

 納得出来る結果、内容ではなかった。前のウルグアイ戦と比較すると攻撃は多少進歩していた。初戦はお互いがバラバラで、何もしようとしていない感じさえ受けた。今回は本田も中に入ってパスを受けようとしたり変化を感じたよね。

 武藤は後半投入後、早い時間のプレーで点につながったから、以降も攻めの意識を持てた。柴崎も自陣のペナルティーエリア付近で奪って、武藤とのパス交換でDFを置き去り、相手ペナルティーエリアまで長い距離を走っている。岡崎のクロスに本田や武藤が迫力をもってゴール前に入って行くことで、DFが引きつけられ空いた逆サイドに柴崎がいた。前半出ていた大迫、柿谷も体がキレていて悪くなかった。

 不安なのは守備。結果的に失点はPKとGKのミスだった。でも前半から危ないシーンがあったし、強豪相手ならやられていた。守備を固めるのはいいけど、どこで取りに行くのか、どこでブロックを作るのか。多少の意図は見られたが、期待に見合ったものではなかった。さらにはボールの持ち方、パスの回し方も改善点だろうね。

 1月のアジア杯まであと4試合。テストされる選手はもっとギラギラしていい。無難に終わらせたい気持ちじゃだめ。俺が日本代表になる、背負うという気持ちを持ってほしい。(日刊スポーツ評論家)