W杯ロシア大会アジア最終予選(10月6日イラク戦、11日オーストラリア戦)の日本代表メンバー26人が発表された。

 バヒド・ハリルホジッチ監督(64)は、フィールドプレーヤー23人を選出。各ポジションを1人ずつ厚くし、昨年のアジア杯で4強入りしたイラク、優勝したオーストラリアとの2連戦を警戒した。

 GKは川島永嗣(メッス)が復帰。「永嗣は今、メッスの2軍でプレーしている。グループの中で特別な役割を担うことになる」とした上で「プレーするかは別問題。コミュニケーション、励ますところ。この2試合は、かなりメンタルを出していかないといけない。(川島)永嗣に期待している」と精神的支柱として選出した。

 DFではリオデジャネイロ五輪代表DF植田直通、MFでは永木亮太と鹿島勢の2人を選出。指揮官は永木について「長い間、追跡していた。いい存在感を出してくれると思うし、オーストラリア戦で必要になると思う。毎週リポートが届くが、永木は常に良い内容でした。呼んで見ていきたい、A代表でどう働くか。ボールを奪う人、コンタクトを怖がらない人」と評価した。

 FWは本田や岡崎ら常連組を選出したが「先発で出てない人が7人もいる。理想は常に先発で出ること。試合が最も良いトレーニングなので。補足トレーニングを積んで、高いレベルのトレーニングについていけるように」と注文した。

 ブンデスリーガで好調のケルンFW大迫勇也が落選したことには「この3試合で先発し、2得点した。しかし、数カ月の間、先発で出られなかった。ケルンでは、試合に出ても中盤。今ようやく第2アタッカーとして確立している。まだ、リストには入っていませんが、続けていけば入ってくると思う」。さらに「G大阪FW長沢駿という選手も挙げたい。この選手も面白い。違った特長を持っている」。欧州でプレーするザンクトパウリ宮市やブルガリア1部でプレーする、元町田のMF加藤恒平ら、選外の選手についても言及した。