日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)が、W杯(ワールドカップ)ロシア大会のメンバー発表を2段階方式にするプランを検討していることが2日、分かった。

 5月中旬に予備登録メンバー35人を選び、20人台に絞った上で同30日の国内最終戦キリンチャレンジ杯へ。結果を見て23人を決める腹案があるという。2回に分けるケースは98年フランス大会の岡田監督以来。「外れるのはカズ、三浦カズ」級のドラマが生まれるかもしれない。

 ◆カズ落選VTR(98年フランス大会) 5月7日にまず25人を発表しキリン杯などを経て、開幕まで約1週間の6月2日に直前合宿地のスイス・ニヨンで岡田武史監督が代表メンバーを最終登録の22人に絞り込み、外れる3人を発表。アジア予選突破の立役者ながら、調子を落としていたFWカズ(三浦知良)、MF北沢豪、DF市川大祐が落選。「外れるのはカズ、三浦カズ」という同監督の言葉がクローズアップされ、社会現象に。カズと北沢はチームに同行せずミラノに立ち寄り、5日に帰国。髪を金髪に染めて帰国したカズは「日本代表の誇り、魂みたいなものは向こうに置いてきた」という名言も残した。