日本サッカー協会の犬飼基昭会長は23日、2016年東京夏季五輪の招致成功を前提に18年か22年のW杯の開催意思を示していることについて「(五輪招致が)駄目だから自動的に手を降ろすことはない」と語った。

 共同通信社の加盟社運動部長会で講演した犬飼会長は、東京が10月に決定する五輪開催地に選ばれなかった場合でも「サッカー協会単独で招致ができないか検討している」と説明。仮に五輪招致失敗で18年はあきらめても、22年の開催地に手を挙げる可能性を示した。

 W杯開催には日本にない8万人以上を収容可能な競技場が必要。日本協会は五輪開催で大規模な競技場建設が進むことを見込み、W杯の招致を目指している。

 18、22年の開催地は来年12月に同時に決まる。