日本協会が放送権料交渉が進まないことを理由にバーレーン戦の生中継の消滅を公表したことに関連し、放送権を持つイタリアの代理店「MP&Silva」は25日、「代理店が『法外な金額』を要求している」との報道は誤りだ、との声明を発表した。同社はアジア杯最終予選の11月の香港戦、09年1月のイエメン戦の放送権も持っている。

 日本協会によるとバーレーン戦の放送権は今年に入って2回転売され「MP&Silva」社は3社目。同社との交渉はこれからだが、金額は大きく変わらず、関係者は「かなりの隔たりがある」としている。通常、1億円が相場とされる日本代表戦の放送権料は今回、深夜という事情もあって2000万円程度だが、同社の設定する放送権料はその数倍という。なお、日本協会は録画放送や試合のニュース映像について、今後も交渉を続けるとした。