日本代表の岡田武史監督(52)が異例の「フィンケ詣で」を行い、浦和に全面協力を要請した。15日午後、さいたま市内の浦和クラブハウスを訪問し、フィンケ監督と約1時間の会談を行った。既に先月からDF闘莉王の代表招集などで電話連絡するなどホットラインを築いていたが、今回が初対面。通訳を介さず、2人で英語で話し合い、お互いの連絡先の交換も行ったという。岡田監督は「良いコミュニケーションが取れたということ。フィンケ監督はジェントルな方でした」と好感触を口にした。

 他クラブ訪問の予定はなく、ピンポイントの訪問となる。岡田体制で過去6選手を浦和から招集しているだけに、良好な関係を続けたい様子。代表関係者も「誤解が生じず、タイムラグのない情報交換ができる」と説明していた。