日本協会は14日、ロンドン五輪男子サッカー日本代表予備登録メンバー35人を発表。23歳を超えるOA枠人選は難航の末、守備的選手3人が選ばれた。

 OA枠で招集された清水のGK林彰洋(25)についてクラブ側は、困惑を示した。原技術委員長は林について「権田がレギュラーを務めているが、他の2人はJリーグで出場機会がない。もし(権田に)何かあった時、若手の中で権田と競争でき、経験値もあるので入れた」と説明した。

 一方、リーグ4位原動力の守護神を最大6試合で欠くことになる清水の原靖強化部長(44)は「OA枠は試合に出るためのものだと思っている。林はチームに必要な選手。この件に関しては協会ともう1度話し合うと認識している」とした。練習後に会見に臨んだ林本人は「どんな形であれ選出されれば持てる力を出したい」と、コメントした。