<J1:浦和1-0新潟>◇第9節◇2日◇埼玉

 上位勢同士の直接対決は、序盤から一進一退の攻防が続いた。前節首位から2位に後退した浦和は、前線にエジミウソンと原口元気、山田直輝、ポンテを並べる布陣。3位新潟も矢野貴章、大島秀夫、ペドロジュニオールの3トップを軸に得点を狙った。浦和は前半8分に攻撃参加したDF田中マルクス闘莉王がゴール枠にオーバーヘッドシュートを放つと、新潟は同29分にMFマルシオリシャルデスがミドルシュート。いずれもGKの好セーブに阻まれた。

 浦和は後半9分、原口に代わってFW高原直泰を投入。同16分、新潟のマルシオ・リシャルデスがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場すると、数的優位な状態となって猛攻に出た。同25分には山田直に代わって、MF三都主アレサンドロが途中出場。33分、エジミウソンが左クロスに頭で合わせ、41分には右CKに闘莉王が頭から飛び込んだが、いずれもゴールネットを揺らすことができなかった。

 それでもロスタイム、右CKを闘莉王が頭で押し込み決勝ゴール。首位鹿島と再び勝ち点20で並び得失点差2の2位で猛追する状況となった。