J1王者で開催国代表の鹿島が、アジア勢で初めて進んだクラブW杯決勝。欧州代表Rマドリード(スペイン)相手にMF柴崎岳(24)が2得点を奪うなど、一時勝ち越すサプライズ。2-2で突入した延長戦で2失点して力尽きて準優勝だったものの、公式戦36戦無敗だった「白い巨人」を最後まで驚かせた。

 FW鈴木は後半43分に投入され、2-3の延長前半11分、左FKを頭で合わせたシュートがクロスバーを直撃した。短い出場時間で見せ場をつくった20歳の新鋭は「全ての部分で質を上げないと(相手に)追い付けない」と力の差を痛感した様子だった。準決勝でゴールを決めた後にロナルドと同じパフォーマンスを披露して注目を集めた。試合後は「(ロナルドと)ユニホーム交換は出来たけれど、負けたからうれしくない」と悔しさをにじませた。