鹿島アントラーズは29日、茨城・カシマスタジアムでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦第2戦広州恒大戦(30日、カシマ)の前日会見を行い、DF山本脩斗(31)と石井正忠監督(50)が出席した。

 23日の第1戦では敵地で0-1と敗れ、ホームで1-0なら延長戦に突入。90分で8強進出を決めるには2点差以上の勝利が必要だ。

 DF山本は第1戦でパスミスなどでボールを奪われてカウンターを喫してピンチを招いたことを反省し「シュートで終わって、リスクを減らさなくてはいけない。守備を常に頭に入れながら、2点とるためにチーム全員で攻撃の意識も高めないと勝てない」。石井監督も「次に勝ち上がるために、守備を意識しながら、2点以上とる準備はしてきた」と選手に信頼を寄せた。

 右太もも痛で約2週間離脱していたDF植田直通(22)や、右足の張りで第1戦を欠場したDF西大伍(29)に関し「非常に状態は良いと思うので、力になってくれると思う」と先発起用を示唆した。