日本協会の犬飼基昭会長(66)は6日、天皇杯で主力選手を大量に外した大分のやり方に対し、同様のケースの再発防止に厳しく取り組む考えを示した。「天皇杯という日本で一番権威ある大会に対してクラブのトップがどういう判断をしたのか、聞くことになるだろう」とクラブの姿勢に疑問を呈した。同会長に電話で謝罪した大分の溝畑社長は、シャムスカ監督の選手起用を止められなかったとして非を認めたという。その上で同会長は「社長を呼ぶのは当たり前だが、今後は天皇杯への参加資格を与えないことや、出場停止を考えないといけないだろう」と明言した。大分は1日のナビスコ杯決勝を制した直後の5日の天皇杯鳥栖(J2)戦で、控え選手中心の先発で臨み0-2で完敗していた。